先日母校主催の学術講演会に参加いたしました。
講師は岩手医大第一補綴科にて研鑽を積まれ現在盛岡で開業しておられる遠藤義樹先生でした。いわゆる入歯の大家、田中教授に長年師事され、クラシカルな手技や理論を核としながらも、時代の変化や流れに対し新しい手法や試みも取り入れ、遠藤先生流にアバンギャルドな追求をしている姿勢に鳥肌が立つ思いで拝聴いたしました。二時間ノンストップの講演でしたが、大変興味深いお話で時間を忘れて聞入りました。
入歯は難しいのですが、その道を極めてきた先生は、基本に忠実でシンプルに地道に問題解決にあたっていることを知り、経験的に上手くいくと思っていて、自己流だが暗中模索で認識していたことが先生の確固たる経験と理論に基づく言葉で明確になり重要だという事がわかりました。
早速翌週から遠藤先生に背中を押される思いで真似事を始めています。入歯も天然の歯も、今後噛み合わせを追求するのがますます楽しくなりそうです。