歯並びの症状と状態別治療方法一覧
状態・症状別の一覧
状態・症状別の矯正
出っ歯(上顎出前突)
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出っ歯とは、上の前歯の2〜4本程度が前に飛び出し、唇も一緒に持ち上がっているような状態を言います。
基本的に歯並びのバランスは唇とベロの筋肉のバランスによって保たれてるので、原因としては前歯をベロで押してる事が多いことにあります。
例えば、ラーメンなどの麺類を食べる時にベロと前歯でちぎっていることが習慣的にある方が多いです。
他には子供の場合ですと、指しゃぶりが原因になってるって事もあります。
とにかく力のかかり方によって歯が動くので、裏側から押されるような力がかかってるケースは原因の一つとして考えられます。
他のケースで考えられることは、骨自体が前に出ているという、つまり上顎の方が大きくて下顎が小さいケースも出っ歯となります。
この原因としては先天的に骨の発育がそういった状態になってる可能性もありますし、何かしらの力が裏側から上あごにかかって成長してきたというケースも考えられます。
通常よりも唇と歯が突出して歯も突出しているので見た目上のデメリットはあると思います。
その他には口呼吸になりやすくもあり、それは本当におおきなデメリットとなります。
人は、通常鼻で呼吸することによって、空気が人間のコンピューターに当たる脳みそを冷やすことができる位置を通っていけるのです。
さらに口呼吸に比べ鼻呼吸は、体に優しい空気が入っていくことになります。
成長段階で鼻から呼吸できる子とできない子では勉強の能力や感情のコントロールの能力の差に影響を出ると思います。
ですので、口呼吸をしている場合には鼻呼吸のメリットが得られないですし、口の中が乾燥することもまたデメリットです。
口の中が乾燥してしまうことで、粘膜のダメージや歯の劣化、虫歯にもなりやすいと言われています。
乳歯の状態で出っ歯の場合、まずは永久歯に生え変わっていく経過を見ていった方が良いでしょう。
ただし先程申し上げたデメリットは基本的に乳歯でも同じです。
乳歯から永久歯へ生え変わっていく状況を検診を受けながら様子を見ていくことが必要です。
成長していくことで改善される事はありますので、よく観察して検診を受けることが望ましいです。
出っ歯を治していく方法は時期によっても違いますけれども、1期治療の時期であれば上の歯と下の歯両方とも拡大します。
そして拡大してちゃんと並べるスペースを作って、上下の並びを整えた上で様子を見ていきます。
一期治療が終わった段階で突出の度合いに差があるという場合にはやはり二期治療を行いながら、それでも改善がしづらいケースに関してはアンカー矯正を用いて上の歯並び自体を後ろ側に引っ張ってあげるような処置を行います。
受け口(下顎前突)
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受け口とは、下の顎が上の顎(上の歯)よりも前に出ていることです。
原因としては、爪を噛む癖によって、歯の並びが反対交互になって、下の顎の骨が成長してしまうことや、元々そのスピードが早いということがあります。
基本的に前歯が当たりづらい状況なので、奥歯で全ての機能を行ってしまいます。
そして長期的に見て、奥歯のダメージを受けて抜かなければならないデメリットがあります。
治療としては上の顎の幅を広げるために拡大装置を使います。
上の顎の幅を広げて下の歯を向かい入れるという方向性でやっていきます。
歯並びにも大体問題が起こっているので、ブラケット矯正も一緒に用います。
放っておくことで、長期的に奥歯を抜かなければならないケースもたくさんありました。
また、専門の外科医に依頼するケースもあります。
その場合は下の顎が著しく前に出ていて、矯正だけでは太刀打ち太刀打ちできない場合です。
全身麻酔で骨に切れ目を入れて骨ごと動かすということをします。
一期治療の時期では、下の前歯の何本が前に出ているケースだと早い段階で治療が可能です。
やはり成長期を過ぎていると、難易度の高い治療になるでしょう。
拡大装置やアンカー装置、ブラケット装置が当クリニックで行えることですが、それ以外で必要になると、口腔外科に依頼し、骨を切るオペをすることとなるでしょう。
費用は一期治療だと35万円、二期治療だと70〜80万円です。
先天的な病名が付けられるような状況だと保険適用になるでしょう。
治療期間は2〜3年みてください。
若年だとその期間は短くなるでしょう。
上下顎前突
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上下顎前突とは、上の顎と下の顎が出ている状況です。
原因には複合的なものがあり、口の中の筋肉と口の外の筋肉のバランスの関係も考えられますし、先天的に顎の成長が著しいことも考えられます。
上下ともに顎が出ていて、かつ歯並びが良くないという状況では放置すると虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
ただ、上下の顎が出ていても歯並びが問題ないケースですと、そういったリスクはないです。
歯並びの問題であれば、ブラケットを用いた矯正を行います。
骨に問題があって、それが機能的にもよくない場合には、ブラケット以外にもオペやアンカー矯正を一緒に行います。
歯並びと力のかかり方に問題が無い場合には、そのままにして問題はありません。
年齢が若いほど対応はしやすいでしょう。
年齢が高いケースでは期間が必要です。
歯並びに関してのアプローチはブラケット矯正で、骨のでっぱりに対しては外の口腔外科になります。
ブラケット矯正の費用は70~80万円です。
何度が高いケースでは3年程度期間が必要です。
装置の周りに付いている汚れをきちんと落とすことと、当クリニックに定期的に来ていただいて、メンテナンスを行うことが必要です。
お問い合わせの際には写真付きのメールを送っていただくと話が早いでしょう。
交叉咬合
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通常、上の前歯が前にあって下の前歯が後ろにある噛み合わせが正しいですが、交叉咬合の症状としては、奥歯の上の歯よりも下の歯が外側にある歯並びになっていることを言います。
原因としては、骨の成長の状況や習慣的な筋肉のバランスによって起こることが考えられます。
放置すると、噛む時に奥歯に負担がかかってダメージを受け、抜かなかればならないケースもあるでしょう。
治療はブラケット矯正がメインになりますが、必要になれば拡大装置も用います。
奥歯を失っていく可能性があるので、治療はしたほうがいいでしょう。
動かす距離の短い交差の度合いや、交差している部分が一部分である場合には比較的治療が早いでしょう。
交差している歯が上の歯を超えて交差している場合には非常に難易度が高く、拡大装置とブラケット矯正、アンカー矯正が治療の候補になります。
費用は拡大装置とブラケット矯正が併用になり、70~80万円です。
アンカーは一本につき5万円です。
二年くらいの期間が必要です。
装置の周りに付いている汚れをきちんと落とすことと、当クリニックに定期的に来ていただいて、メンテナンスを行うことが必要です。
お問い合わせの際には写真付きのメールを送っていただくと話が早いでしょう。
八重歯(乱杭歯)
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一般的に八重歯というのは、真ん中から数えて3番目の犬歯が歯並びのところに並ばなくて歯茎の根元側に出てしまうことを言います。
原因は、成長発育の時期に犬歯が生える十分なスペースがない状態にあります。
ガミースマイル
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ガミースマイルとは笑った時に歯茎がとても出ているケースのことを言います。
ブラケット矯正とアンカー矯正で歯茎の出方を変えていくことが手段となります。
費用はブラケット装置で80万円もしくは70万円です。
アンカーを使っていく場合には一本5万円となり、1〜2本使うでしょう。
治療期間はだいたい2年程度です。
ガミースマイルのデメリットは笑ったときに歯茎が出ていて見た目上気になるという点です。
歯並びが正常であれば虫歯や歯周病などのリスクはないです。
あまりにも突出している場合には矯正ではなく他の手段を使っていくことがよいでしょう。
やはり出ている量が少ないほうが難易度は低く、歯茎や骨が沢山出ているケースは難しい場合もあります。
すぐに来院していだいたほうがよいと思いますが、難しい場合は写真付きのメールでまずはご相談ください。
顎変形症
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顎変形症とは顎の骨の形が変形している症状のことを言い、例えば顎が左右対称ではなかったり、通常の顎の形にではないことを指して言います。
成長発育期間に起きた外傷や感染や先天的な要素によって顎の骨がちゃんと成長できないことが原因としてあります。
変形していてかつ歯並びが噛み合わないような場合には特定の歯に負担がかかって抜歯をしなければならないことも起こりえます。
基本的にはブラケット矯正が治療のメインになります。
変形の度合いや歯並びの状況が激しい場合には口腔外科に依頼する場合もあります。
歯周病が進行していたり、虫歯の量が多くて装置を付ける場所がない場合にはすぐには矯正ということは出来ないでしょう。
顎変形症という症状で考えると、他に比べて難易度が高い治療となり、3年以上は必要になります。
ブラケット矯正や拡大装置、アンカー矯正、オペを用いる場合もあります。
費用としては、ブラケット矯正と拡大装置を併用して80万円もしくは70万円です。
アンカーを使っていく場合には1本5万円となり、1〜2本使うでしょう。
オペの場合は他の口腔外科のオペの種類によって費用に変動はあります。
すぐに来院していだいたほうがよいと思いますが、難しい場合は写真付きのメールでまずはご相談ください。
過蓋咬合
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矮小歯
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矮小歯というのは一般的な歯のサイズよりも小さい歯が生えてくることを言います。
通常の歯と少し形が違うので見た目上の違和感はあるでしょう。
小さい歯が生えていることで歯並びが悪くなり、虫歯のリスクや歯周病のリスクが考えられます。
見た目状の改善であれば、矯正治療よりも削って被せる様な歯を作ったり、削らなくてもその表面に貼るような歯を作ったりなどの対応になっていくでしょう。
歯並びに関して問題がある場合はブラケット矯正を用いるでしょう。
費用はブラケット矯正で80万円もしくは70万円です。
歯並びの改善が必要な場合には治療に2年程度見ていただきますが、機能的に問題がなければ放置しても大丈夫です。
虫歯や歯周病は著しくて矯正装置がつけれないようなケースではこの矯正は対応できません。
比較的少しの動きで歯並びが改善ができるようなケースは比較的治療が簡単でしょう。
当クリニックに来ていただくのが一番早いでですが、難しい場合は写真付きのメールでまずはご相談ください。
口呼吸
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口呼吸の改善に対して、骨格的な問題によって口呼吸になってしまっている場合、矯正のアプローチとしては歯並びと噛み合わせの改善がまず第一になります。
口呼吸をしてる人は、矯正によって顎のサイズが広がり、鼻周辺の骨の穴のサイズが広がります。
そして喉の気道の容積が広がるので鼻呼吸がしやすくなるでしょう。
ですので、小さい顎や歯並びが悪いことによる口呼吸は、矯正によって鼻呼吸に変えて行くことができると言えます。
口呼吸の原因が鼻炎など耳鼻科の領域の問題の場合には、そのことを耳鼻科であらかじめ調べておいた方が良いでしょう。
例えば鼻の脇にある副鼻腔で炎症が起こっている副鼻腔炎がある場合にはその炎症の原因を取り除いてあげないと鼻で呼吸をすることはできないです。
特に炎症がないケースで鼻呼吸がしづらいときには、顎の骨や鼻の脇の骨のサイズを広げてあげることによって、鼻呼吸をしやすくなることはあります。
顎の幅やベロが収まっている高さが影響していると考えられます。
基本的にはまず拡大装置を用いて顎の横幅のサイズを広げてあげるようにアプローチします。
歯並びの改善が必要であればブラケット矯正を用います。
価格としてはブラケットは70万円か80万円の治療費となります。
拡大装置のみで治療する場合には35万円です。
マウスピースを保険で作りたいという希望の方は病院で診断を受けたる必要があります。
ただ相談をすぐにしたいと言う方はそのまままずは相談にいらしていただいてからでも大丈夫です。
一週間程度で作成ができます。
睡眠時無呼吸症候群のためのマウスピース
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睡眠時無呼吸症候群は、上枠道という副鼻腔炎がからんでいるケースが考えられます。
上枠道の粘膜の中に自浄性の高い繊毛のような組織があり、排出路があると炎症がきれいになるようになっています。
しまし、塞がっているのでれば、耳鼻科で排出路を作ってもらう内視鏡のオペをするとよいでしょう。
まずは副鼻腔炎かどうかのチェックをしたほうがよいでしょう。
また、顎の位置で無呼吸症候群が起こっているとも言われています。
耳鼻科のお医者さんから歯医者で無呼吸症候群用のマウスピースを作ってくださいと言われるケースがあるようですが、基本的には治らないでしょう。
作ってくださいと言われたら?
一応つくりますが、効果の保証はできません。
上下の顎に固定するマウスピースで入れている異物感がありますので、それに耐えられるかどうかですね。
肥満の方に多いので、まずは痩せることをお勧めします。
すきっ歯
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すきっ歯とは、上の歯若しくは下の歯の前歯に隙間がある状態を言います。
出っ歯の原因として一番考えられているのは、唇の前の所で歯茎にくっついた筋肉の繊維である上唇小帯の位置が歯に近い場合です。
すきっ歯とは、上の歯若しくは下の歯の前歯に隙間がある状態を言います。
出っ歯の原因として一番考えられているのは、唇の前の所で歯茎にくっついた筋肉の繊維である上唇小帯の位置が歯に近い場合です。
また、必ずしも上唇小帯の位置が高くなくても、唇やほっぺ、ベロの筋肉とのバランスの兼ね合いで起こっている可能性もあります。
治療としては基本的にブラケット矯正ですが、上唇小帯が原因として考えられる場合には、くっついてる位置を切ってあげる様な処置をすることもあります。
見た目上の問題が一番あるでしょうが、普通に噛み合わせがや歯の歯並びがよいのであれば何の問題もありません。
虫歯や歯周病は著しくて矯正装置がつけれないようなケースでなければ矯正には問題はないです。
乳歯と永久歯が混ざっている時期は、これから生えてくる歯のサイズが大きくなるので、乳歯のときにすきっ歯の方がスペースの確保がしやすいでしょう。
逆に乳歯の時期にすごく歯並びがピチピチであるほうが永久歯になったときに歯並びに影響することが多いでしょう。
すきっ歯の距離が短い方ですと、比較的早く処置ができると思いますが、難易度の高いケースだと、すきっ歯の本数が多いかったり距離が長いもしくは、上唇小帯のついてる位置が下の方まで来てるなどの複合的な要素は絡んでると、比較的難易度高い治療となります。
2年程度の治療が必要です。
当クリニックに来ていただくのが一番早いでですが、難しい場合は写真付きのメールでまずはご相談ください。
過剰歯
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過剰歯とは、本来だと生えてこないような歯が生えてくることを言い、これは先天的に歯の本数が多かったりすることが理由として多いです。
過剰歯の場合、基本的には抜歯を行い、それだけで改善できれば終了となります。
ただ、過剰歯があることで歯並びが乱れている場合には抜歯を行った後に矯正治療となります。
矯正の方法としてはケースバイケースですが、拡大装置とブラケット矯正を用いることがメインになるでしょう。
価格としてはブラケット矯正はで80万円もしくは70万円です。
2年程度の治療が必要です。
過剰歯が歯並びに影響したり、噛み合わせに負担になるような場合には放置はしない方がよいです。
もし放置した場合には、その周りの歯がダメージを受けたり抜歯をしなければならないケースも出てくるでしょう。
過剰歯では抜歯のみの治療だと難易度が低いです。
当クリニックに来ていただくのが一番早いでですが、難しい場合は写真付きのメールでまずはご相談ください。