矯正治療の手法インデックス

ブラケット矯正
部分矯正
アンカースクリュー矯正
インプラント矯正
コルチコトミー
促進矯正法
裏側矯正
舌側矯正
マウスピース矯正
インビザライン
アソアライナー
フェイシャルマスク
チンキャップ
ムーシールド
筋機能療法

矯正治療の手法の個別解説

ブラケット矯正とは?

ブラケット矯正の治療期間と費用

金属タイプでは70万円(消費税別)ですが、お好みで見た目上白いセラミックにする場合は80万円(消費税別)となります。

つける期間としては1年半から2年程度は見ていただいたほうがよいです。
基本的には患者さんがこれでいいですと言う所までさせていただきます。
矯正をつけた場合、日々の歯磨きはとても念入りにしていただく必要があります。
当院でお願いしている来院ペースから大幅にずれないで来ていただいて、器具の調整と洗浄、歯ブラシの確認と指導を治療を致します。
まずは矯正専門医や矯正歯科に相談されたり、かつた歯科に歯の状態の写真付きメールを送って相談していただくなど、とにかく専門家に相談しするのがいいと思います。
1カ所だけではなくいろいろな専門家に相談されてもいいでしょう。

部分矯正

部分矯正は、装置としては当院にある技術を全部総動員して行います。
デブラケットを用いたり、金属のボタンやゴム、小さいインプラント、アンカー矯正を使ったりなど、そういうものを複合的にかけたい力や動かしたい方向を与えてやっていくようになります。
3,4本程度の歯を動かしたい場合に部分矯正を用いたりします。
メリットは親知らずの手前の歯がなくなった場合にその親知らずをなくなった歯の場所に引っ張ってくる治療をができるということです。
その他にはだいぶ前に歯を抜いてしまってその抜いた隙間に歯が倒れこんでしまっていて、それをちゃんとした歯並びに動かしてあげたい場合に部分矯正を用います。
元々崩れてるものを望ましい方向性に持っていくので、今思ったところまでの到達しないケースもあり得ます。
ただし基本的にそういう歯は元々噛み合わせ自体があってない歯であることが多いので、事前に最終的な被せ物も作る前提で行っていくことが多いです。
初めの段階で患者さんに相談と説明は行っています。
先ほども申しましたように、部分矯正は過去に歯を抜いてそのままになっている歯でその周りの歯並びは悪くなっていたりとか、中途半端な隙間が残っているケースで使います。
例えば、通常の矯正をやってない歯科医院で、ここの隙間をどうにかするとなった場合にはブリッジかインプラントか入れ歯の選択肢から選ぶ方法になるでしょう。 その場合には歯を削るもしくは、入れ歯の金具を引っ掛けてやる、もしくはオペをしてインプラントをやるといった方向になります。
しかし、それ以外の方法でちょっとした隙間をどうにかしたかったり、自分の歯の削りたくないしいればオペも嫌な場合に部分矯正をしてみるのがよいでしょう。
矯正全般に言えることですが、著しい虫歯があって歯自体の強度や延命率が低かったり、著しく歯周病の進行が進んでいて矯正自体の力に耐えられなかったり、他には隙間の状態が1本2本程度の空間ではなく、あからさまにすごく離れている場合には別の方法を用います。
矯正ではなく他の方法になっていくと思います。
1本2本程度の多くて3本4本程度の歯並びに関して矯正をしたいケースに関しては部分矯正は適用になります。

部分矯正の費用

部分矯正の費用は20万円程度ですが、使う材料よって変動はあります。
期間は半年から一年程度をみていただきます。
矯正の全てに言えることですが、歯磨きは徹底していただき、定期的なメンテナンス(来院)をしていただきます。
そのときに器具の調整や洗浄を行わせていただきます。

アンカースクリュー矯正(インプラント矯正)

アンカー矯正というのは、矯正のみの目的として使います。
すごく小さくて、ネジの様なインプラントを使います。
ネジのようなその器具を起点にしてそこから引っ張っていきます。
つまり骨の中にその引っ張る場所を作って、そから引っ張っていくがアンカー矯正です。
今の時代だとインプラントと矯正を両方やりたいといったケースもあります。
インプラント矯正は歯科用のインプラントで、これから歯を作ってく土台になるようなインプラントを土台にいろんな歯を引っ張っていくのがインプラント矯正です。
ほぼ同義の言葉ですけれども、厳密に言うと細かい違いがあります。
小児歯科で仮に使おうと思った場合にはアンカーを使います。
アンカー矯正のメリットは本当に小さなネジ状のものをちょっとだけの麻酔で挿入することができることです。
しかもそのアンカーで引っ張ることによって、それがない時代にはできなかったような歯の動かし方ができます。
昔オペで骨を切って顎を動かしたりしないと適用できなかったケースにも使えるというところがメリットです。
デメリットとしては金属のチタン製の小さいスクリューを、歯茎と骨の中にねじ込んで行かなければならないことです。
他には舌触りとか違和感は起こりうることです。
チタンでアレルギーは起こりづらいですが、心配な方はチタンのアレルギー検査をしてからの方がより安全だと思います。
症状としては、ブラケット矯正だけでは解決できないような矯正をしたい時であったり、部分矯正を行いたい時、他には普通のブラケット矯正が終わった段階で通常だと歯の骨を切るオペをあうる必要があった方たちのケースにおいて、骨を切って動かしてた距離をアンカーで全体を引っ張って動かしてあげることができます。
つまり、歯を抜いてしまってここには絶対歯が生えないような場所から力をかけて引っ張ってあげたい時に使うことができるので、自由度が高いです。
任意の方向から歯を引っ張ってあげるという設計の自由度が高く、オールマイティ的に使いやすいというところが、この治療の最大限のメリットです。

コルチコトミー(促進矯正法)

コルチコトミーの特徴は、従来のワイヤーやゴムの力を使っている矯正に加えて、骨に対して積極的に切れ目を入れるなどをして、より骨を動きやすい状況にすることです。
メリットは比較的時間の短縮になることです。
デメリットとしては、外科的な処置をしなければならないということです。
ただし、普通の局部麻酔ですので、すごく大きなオペではありません。
リスクは動脈や神経を触ることで出血が止まりづらかったり、神経の損傷による麻痺が起こるリスクがありますが、適切な場所に適切な処置を行っている限りは起こりません。
とても早く歯を動かしたいときに行います。
重度の歯周病や、虫歯で歯を動かしたい場所が残っていない方はこの処置はできません。
傷みはもちろんありますが、切れ目自体は小さいので、ものすごく痛いことはないでしょう。

コルチコトミーの治療期間

コルチコトミーの治療は、通常一年程度は見ていただきます。
当院に来ていただくのが一番早いですが、無理な場合には写真付きのメールを送っていただくとよいでしょう。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正とは、ブラケット矯正の裏側版ということです。
歯の裏側に金属の土台をつけて、そこにワイヤーを通してワイヤーの力を歯に伝えるようにして歯を動かしてくという方法です。
これは人にほぼ見えないうことが一番のメリットです。
デメリットとしては価格が表側の矯正の2倍です。
他には、たくさん裏側に器具を貼り付けるで舌触りはすごく気になると思います。
基本的な装置の構造としてはブラケット矯正と同じなので基本的なことは一緒ですが、裏側なので歯を磨きづらく、メンテナンスをするのが大変かもしれません。
とにかく人に気付かれないで矯正をしたい方は検討されてます。
裏側矯正ができない方の例では、重度の歯周病や虫歯で歯の端に貼り付ける場所がない状態の方です。
後は、舌触りがどうしても気になって夜も眠れない方ですと、おそらくできないでしょう。
本当に見た目的に人に分かられないように矯正をしたいという方が一番適してるでしょう。

裏側(舌側)矯正の費用

通常のブラケット矯正は80万円ですので、舌側矯正は2倍の160万円です。
治療期間は一年半〜二年程度です。
他の矯正と同様、装置の周りに付いている汚れをきちんと落とすことと、当クリニックに定期的に来ていただいて、メンテナンスを行うことが必要です。
お問い合わせの際には写真付きのメールを送っていただくと話が早いでしょう。

マウスピース矯正

インビザライン

インビザラインとは、最初に歯の型取りをして、そこからコンピューター上でゴールまでを設計してしまいます。

それまでの動き方を予測して、期間がきたら変更していくためのマウスピースを何十枚という単位で設計してしまいます。

交換を繰り返して、最初に設計したゴールの形まで目指していきます。

アソアライナー

アソアライナーとは、歯を動かしたい方向へマウスピースを設計するのですが、歯が動いたかどうかの確認を毎月毎月して、次に動かしたい方向へのマウススピースを一つずつ設計しながら行って行きます。

ブラケット矯正と比較すると、三次元的な力をかけづらいです。

倒す力がメインになるので、歯の根っこの位置を骨の中で移動させることが難しく、傾斜を変えることが主な働きです。
より適切な向きや位置を考えると、マウスピースでは求めづらい部分があるでしょう。
メリットとしては、比較的薄いマウスピースを使うので、周りに気づかれずに使用できる点です。
通常の矯正よりも治療期間がかかることがあり、求めているゴールにいきずらいかもしれません。
歯並び的に問題はありませんが、前歯が1~2mmすきっ歯の場合などに適応しやすいでしょう。
前歯が少しだけ重なっていたり、向きが少々気になるときなどにもよいでしょう。
食事と歯ブラシ以外のときは付けていただき、話す仕事がメインの方でも日中もできるだけ付けていただきます。
歯が著しく虫歯や歯周病が進行している場合には使えません。
また、抜歯をしなければ歯を傾けることができないようなケースでは使用することができません。
軽度のすきっ歯やちょっとした向きを矯正したようなケースには向いているでしょう。

フェイシャルマスク(上顎骨前方牽引装置)

フェイシャルマスクとは、ほっぺたや上顎を抑えるような装置で、上の顎の骨が大きいことによる出っ歯に対して行います。
上顎がそれ以上成長してほしくない時に使います。
過去に使用されることがありましたが、当院では使用しないでしょう。
当院ではアンカー矯正を用いて顎の骨や歯の並びを変えていきます。
オペやアンカーを用いたくないときに、フェイシャルマスクを使うこと場合があるかもしれなせんが、見た目上デメリットが大きすぎるので、患者様がコンスタントに使用してくれないと意味がなく、あまりお勧めはしません。

チンキャップ

チンキャップ矯正とは下顎の成長を止めたいときに用います。
受け口や反対交互などの下顎が突出していて、それ以上成長してほしくないときに用います。
しっかりと使っていただいたことが前提で下顎の成長を抑制するというメリットがあります。
デメリットとしては、見た目状付けてもらいずらい点があり、付けないことで効果がなくなってしまうことがあります。
それ以外の治療法が取れない医院ではその方法を取るでしょう。

ムーシールド

ムーシールドとは筋肉の機能を利用して矯正すると言われている方法です。
反対交互や噛み合わせが不正だった場合にマウスピース状のものを噛んでいただくことによって、機能的に歯を動かしていくという方法です。
はめたりはずしたりが可能で拘束感がないのが便利です。

デメリットとしては、力の方向性のコントロールは意図的にしずらい点です。
あくまで筋肉や顎の動きによって望ましい方向へ動いてくれることを期待するようなものです。
患者さんにとってストレスにならない方法を取る場合に選択するかもしれませんが、その場合、永久歯が生える前に行うほうがよいかと思います。

筋機能療法

筋肉の動きをトレーニングして適切な筋肉のかけ方をコントロールしようとするものです。
客観的にその効果が目に見えて出てくるかどうかは量りづらいでしょう。
歯並びはベロと唇とほっぺたの筋肉によって決まると言われています。
筋機能療法とはそのバランスを整える為に用いるのですが、それだけでコンスタントに続けたとしてもどれだけの効果が見れるかどうかは量りづらいということが言えます。
確実性をはっきり持ちづらい方法かもしれません。
筋肉のバランスによる歯並びの悪さがあるならば、矯正器具と一緒に療法も行っていくでしょう。